浜松講座

Il corso di Kintsugi a Hamamatsu, Giappone
Kintsugi course in Hamamatsu, Japan

浜松市文化芸術創造団体
金継ぎ つぎのば KINTSUGI atelier - tsugi nuova

金継ぎ初級コース〜欠けとひびの繕い (全5回) 第3期生募集



金継ぎ つぎのばでは、本漆・純金をはじめ、すべて自然の材料を使用し、日本古来の手法による金継ぎをご指導いたします。
5回に渡る初級コースでは、繕い前の処理からはじまり、固め漆、砥の粉を使った錆漆作りと欠けへの充填、砥草による研磨、下地漆塗り、漆研ぎ、金粉蒔きと、金継ぎの基本的な技法を丁寧にじっくりとご指導いたします。また座学では、金継ぎの歴史や漆をはじめとする材料に関する講義も行います。

漆を使って繕うことが日本で始まってから数千、万年。それは金継ぎという技法として洗練され、日本文化を形作る漆工芸という支柱を背景に今日まで継承されてきました。
季節や天気の変化を感じ、漆の力に委ねながらゆっくりゆったり繕う。ご自身の手で器を繕うことを通して、漆のことを知りながら、大切な器が再び日常に還る過程を楽しんでいただければ幸いです。

対 象:本漆を使った伝統的な金継ぎを体験してみたい方、自分の手で大切な器を修復したい方、楽しく手習いを行いたい方。
※本講座は自分の手で器を繕い、手仕事を楽しむ講座です。プロ(講師や職人)の育成を行うものではありません。

 

日 時:2023年7月25日(火)、8月2日(水)、9月6日(水)、9月20日(水)、10月4日(水)

16時〜(各回2時間半程度)

※段階を追って作業を進めていくため、全ての回に参加する必要があります。


場 所:鴨江アートセンター(浜松市中区鴨江町1番) 
※鴨江アートセンターは金継ぎ講座のお問い合わせ窓口ではありません。直接のご連絡はお控えください。

※駐車場は周辺の有料パーキングをご利用下さい。 


費 用:計19,500円(受講料及び材料費・会場費1回3,500円×5回、テキスト代1,000円、筆等消耗品費1000円)

※仕上げの金粉、銀粉は別途費用。(参考:金粉0.1g 1,600円、銀粉1.0g 1000円)


持ち物:
□お直ししたい器5点程度(ご持参いただいた器の中から3点ほどを選んでお直しします)

※陶器または磁器のもの。

※浅い欠け、もしくはひびがあるもの。

※割れたものは初級コースではお直しできません。中級コースにて修復可能です。

□ニトリル手袋(医療用使い捨てタイプ) □アームカバー □エプロン □筆記用具

□作業途中の器を持ち帰る箱(段ボール箱、菓子箱、木箱、プラケース等)


内 容:
7月 25日 講義と前準備、木地固め

8月   2日 錆漆作り(砥の粉と水、漆を練って作る)と欠けへの充填

9月   6日  砥草による錆漆の研磨、下地漆塗り

9月 20日  金粉蒔き

10月 4日  金粉蒔き後の器の掃除、質疑応答等


定 員:8名程度(先着順。定員に達するまで受け付けます)

講 師:
圖子愛子(ずし・あいこ) 一般社団法人 国際金継ぎ師協会 認定金継ぎ師・講師

浜松市在住。大学・大学院にて芸術学を専攻、東京都図画工作科専科教員として勤務したのち、金継ぎ師の古屋容子氏に師事し金継ぎを学ぶ。
2019年よりイタリア・トリノ市で暮らし、同地で器の修復と金継ぎ教室を行う。
2021年10月より、櫻日伊文化交流協会(イタリア・トリノ市)金継ぎ講座講師。

 

※材料となる漆を硬化前に直接触れるとかぶれ等アレルギー反応を起こす場合があります。安全指導・管理は徹底致しますが、万一アレルギーが起きた場合、また怪我等が生じた場合、浜松市、金継ぎ つぎのば及び講師は責任を一切負いません。ご承知いただける方のみご参加ください。また、アレルギーを防止するために、首元が隠れる服装で参加されることをお勧めいたします。

※参加費用は講座初日に全額お支払いいただきます。不参加の日程がある場合の返金は致しませんが、その分は以降の講座の該当回に参加するための受講料として充てることができます。

参加をご希望の場合は、「お名前」「メールアドレス」「お電話番号」を明記の上、「浜松講座参加希望」と添えて
お問い合わせフォームよりご連絡ください。


皆様のご参加、心よりお待ち申し上げます。